社名の「media for you 」とは、そのまんまなのですが、「あなたのためのメディア」ということです。
自分はテレビディレクターを15年やりましたが、いろんなことを実現できませんでした。そんなことの一つに「マイナーネタ」の番組化があります。
自分としては視聴者に訴えるものがあると考え、提案するも「マイナーすぎて視聴率が取れそうにない」と番組化できないのです。
視聴率1%で約40万人が見ているとされています。 (私はよく「視聴率1%で100万人」と聞かせれていましたが…)
視聴率は2桁が分かれ目ですので、つまり最低でも400万人〜1000万人が興味を持ちそうな内容と判断されなければ「マイナーネタ」であり、番組として取り上げることができません。
私は特に民放のバラエティー番組や情報番組を多く担当していたのですが、そもそもはNHKスペシャルに憧れて番組制作の道に入ったという価値観の持ち主です。
NHKスペシャルを作ったことがないので正確なことは言えませんが、やっている人に聞くと視聴率よりも評価が大切とのことだそうです。見識の高い上層部から「いい番組だ」と言われればOKなのだそうです。つまり視聴率とは別の価値基準があるというのです。
そんなNHKスペシャルを指向しながら視聴率競争を戦っていたので、もともと「ズレ」があったのかもしれません。
でも、時にはそんな「ズレ」故に結果が出せた時もありました。
けれども、やがてふと思う事が増えてきました。
たしかに視聴率が取れるネタというのは面白い。
でも、視聴率が取れると考えて、勝手に選択肢を狭めていないか?その結果同じようなものばかり作ってはいないだろうか?
たしかに数100万人の人の興味の対象ではないかもしれないけど、面白いものはいっぱいある。「マイナー」かもしれないけど、数万人の人達が熱狂する世界ってあるんだよね。
本や映画や音楽では低予算で小さいマーケットに向けて自分の世界をぶつけている人はいっぱいいるのに、テレビにはそういうレンジがないなあ。
なのでテレビを諦めて、それ以外の方法で映像を作ろうと考えた時にまず「マイナーかもしれないけど、数万人の人達が熱狂する世界で生きたい」と考えました。
まだまだそんな世界では生きれてませんが、そんなことを考えて「あなたのためのメディア」という社名にしました。





