地方銀行は見習うべし!?鳥取銀行の採用動画がヤバイ。

はじめまして!この度、SDKの新人研究員となりました、川勝です。
ドキュメンタリーを中心に映像屋稼業20年ですが、
ここではフレッシュ新人!!! フレッシュネスアラフォー!!!!
腰痛・目のかすみと闘いつつ精一杯がんばりたいと思います!!!!

さて、今回ご紹介するのは鳥取県で60年以上の歴史を持つ鳥取銀行の採用動画。

「鳥取銀行 ACTIVE TOTTORI(個人のお客さま篇)」です。

【イイネ! 】

これぞリアルな仕事の現場。ワザあり!な茶飲み話。

構成のメインは、若手女性営業マンとお客さん(オジサン)とののんびり対談。
営業の仕事や鳥取銀行への要望、オジサンの息子の悩みから鳥取の未来まで語り合います。
おそらくこれは台本ナシ、打ち合わせも最小限。
話題があちこち脱線してゆく様子もカットせず、2人の間に流れるふんわりした空気を大切にしています。
「この2人、普段からこういう感じで仲良くしてるんだろうな」という感じ。
顧客との人間関係の大切さや、地域に根ざして働くことの魅力を効果的に伝えていて、とても魅力的です。

とはいえ、こうした内容はただカメラを置くだけで「自然に」撮れるものではありません。
「あえてこう撮る」という演出の賜物。 かなり腕の良いスタッフが手がけているものと思われます。
作り手の立場から言えば、オシャレ!ハイテンション!やる気MAN★MAN!みたいなテイストの方が簡単なんですよね…。
こういうソフトタッチなものほど、難易度が高いのです。

オープニング・エンディングも、なにげにハイセンス。
映像そのもののクォリティはもちろん、タイトルの書体やエンディング曲までイマドキの流行りをガッチリおさえているので、
「二人三脚」というベタなキーワードも泥臭く聞こえません。
同業者として、お手本にしたい一作です!

【オシイネ!】

再生数が…もっと評価されるべき!!

内容的には申し分ない作品なのですが、さて再生数は…?
公開から1年弱で、まさかの518回…
あまりにももったいない数字です。

公式サイトを開いてみてると… 動画の「置き場所」が…
新卒採用のトップページにはサムネイルすら表示されず、上部の「行員インタビュー」という文字をクリックしてやっと「ムービーコンテンツ」の存在に気づくという状況です。
遡って確認してみましたが、SNSやプレスリリースでの「採用動画アップしました」の情報発信もゼロ!
これでは、最初から「鳥取銀行が第一志望!」という気合いでやって来た学生にしか届きません…。
むしろそれを狙っているのでしょうか?
せっかくこんなに素晴らしい作品なのに…もっと沢山の人に見てもらえる筈なのに…惜しい、惜しすぎる!!
いわゆる「もっと評価されるべき」タグをつけたい一作。
少なくとも、私はこの動画のおかげですっかり「とりぎん推し」になりました。
なんなら、この記事きっかけでちょっとでも再生数伸びないかなぁなんて妄想したりして。

とりぎんさん、見てますか?好きです!! 新バージョン制作の際には、
是非メディアフォーユーまでご一報を〜!

鳥取銀行 採用サイト

https://www.tottoribank.co.jp/recruit/index.html