君は知っているか?話題沸騰の採用動画「造船番長」、どこよりも詳しい最新まとめ。

〆切間近の編集作業から逃避しつつダラダラTwitterやってたら
「造船やろうぜ!」っていう頓狂な採用動画が流れて来たので紹介します。
サノヤス造船「造船番長」

番長のリーゼント、タンカーかよ!
いや「スポーツマンシップ」は船じゃねーし!!
世界造船カップってなんだよむしろ見たいわ!!!
インパクトすごすぎて完全に仕事へのやる気が失せましたので
この動画の正体、とことん調べてみることにいたしました。

 

岡山のローカルCMからネットで世界へ、そして広告界の頂点へ!

造船番長シリーズ第1話「オープニング編」および第2話「エンディング編」が発表されたのは2010年の新年。
工場で働きたいガテン系の高校生・高専生をターゲットにしたローカルテレビCMで、
サノヤスの工場がある岡山県周辺だけで放送されたそうです。
しかしその後Youtubeやニコニコ動画などの動画サイトを通じて話題が爆発。
テレビや雑誌にも取り上げられるようになり、
ついには2010年「カンヌ映画祭」でシルバー賞を受賞するというとんでもない展開に!
造船番長スゴイ!いんたーねっとスゴイ!カンヌの懐の深さもスゴイ!!

 

こんな面白いモノを作ったやつは誰だ

映像屋として嫉妬するほどのメイクドリーム。
こうなると次に気になってくるのは「作った奴」の素性です。
サノヤスのオフィシャルサイトには
続編の「造船係長」とやらも発表されておりこれまた最高なのですが、
当然ながら裏方スタッフの情報はありません。
よろしい、ならば今夜はリサーチの鬼となりましょう。(尚、〆切は放置)
というわけで、ようやく見つけたスタッフリストはこちら
うわー電通関西か〜!なるほどなぁ〜やりよるなぁ〜。
スタッフ名でもググってみよう…あーみんな電通の人たちか〜。
ディレクターは藤井亮さんか〜。
…ん?藤井亮…ふじいりょう?あっ!!!!!
アレ作ったひとだ!!!!!
石田三成CM

嗚呼、納得です。
ダサさを極めた演出も、岡山ローカルから世界に羽ばたく筋書きも、すべては電通プランニングの賜物。
もちろん、本来の目的である採用にも効果絶大、応募者は前年比2.3倍の3千人。
「面接した学生のほぼ100%がCMを見てくれていた」(産経新聞2012.2.4)とのことでした。
いやー勉強になります。私もがんばって電通報、熟読しよう〜。
…じゃなくて!!!〆切がーーーーーー!!!

サノヤスホールディングス(旧 サノヤス・ヒシノ明昌) 採用サイト

http://www.sanoyas.co.jp/recruit/index.html