こんにちは。編集部の根津です。
今回は、現役大学生SDKライターである瀬田くんに、
同じく現役大学生であり、就活生でもある方にインタビューしてもらいました。

それでは、どうぞ。

 

 

就活を経験した大学生は、今までの学生という役割を終え、社会人として就職し新たな人生を歩む。僕は、その就活を今まさにはじめようとしている。就活は僕に何をもたらし、どんな想いで臨むべきものなのだろうか。
高校時代の友人であり、都内の大学に通う大学３年生の石原さんにインタビューをする。彼女は今まさに就活の真っ只中だ。そんな彼女にいろいろな角度から率直な疑問をぶつけ、就活とは何かをあぶりだしてみたい。

 

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石原さん・大学３年生・社会学部

▲プライベートの石原さん（お酒が大好き）

 

▲就活時の石原さん

 

就活を意識し出したのは？
大学3年生の夏以降だと思う。大学２年までは東日本大震災のボランティア活動をしていたので、就活をしようともあまり思っていませんでした。

 

大学受験の頃は就職を意識して進路決定した？
就職まではちゃんと考えていませんでした。私は高校を途中で転学したので、大学に入ることに必死でした。大まかに何やりたいかは決めるようにしていました。

 

小さい時の将来の夢は？
学校の先生でした。中学の頃の夢は薬剤師、高校は心理学者でした、大学も心理学科志望でした。私、夢コロコロ変わるタイプです。

 

今の希望の業種や職種は？
業種はベンチャーを志望しています。
職種は企画やマーケティングをしたいと考えています。

 

なぜ今の職業観になったの？
転学して普通じゃない意識があったから、大学いって普通に就職はしたいと思っていた。もともと、人の心理に興味があってそれで企画やマーケティングにも携わりたいと思うようになった。

 

お父さんの職業は？
公務員です。お父さんは公務員で、安定しているので周りから見ると魅力的に見えるんだろうけど、私は同じ職業に就こうとは思いませんでした。苦労してるのを見ているので。

 

親に医者になりなさいとか言われたりしましたか？
特にこの職業になりなさいと言われたことはありません。就職したら１人暮らししなさいという話は一度ありましたが、今はそれもどこかに行って無くなりました。

 

バイトの経験はありますか？
ファストファッション系のアパレルで働いていました。

 

そこは、どうだった？
フィッティングルームとかで服の提案するは好きで、接客は嫌いじゃないというのがわかりました。ただ、職場内の人間関係がギスギスしていて、どことなくチャラいなって思いました。華やかなのはいいけど華やかすぎたというのが私の印象です。

 

ベンチャー志望と言っていたけど、ベンチャーは華やかなイメージがあります。競争も激しそうだし。
金が稼ぎたいわけでもなくて、ベンチャーはとにかく自由さが魅力だと思っています。

 

小さい会社は後々大きい会社に転職しづらいというイメージがあるんだけど、そこはどう思う？
むしろ、小さいところからのがいいと思っています。中途は即戦力として採用されると考えているので、即戦力をあげるために小さいところで経験を積みたいです。

 

ベンチャーに対比して大手についてはどう思いますか？
先入観もあるが、大手は伝統をいかに生かすか、みたいなイメージがある。それは嫌。

 

就活に関する情報はどこから得ているの？
インターンについて知ったのは、会社説明会に行ったことがきっかけでした。就活は逆求人サイトというものを使ってしています。

 

逆求人サイト？
自分のプロフィールを登録すると企業側からオファーが来て、就活ができるサイトです。私は、「キミスカ」というのを使っています。その逆求人サイトは、就活中に知り合った人事の人に教えてもらって知りました。

 

ウェブテストは嘘つけるってよく聞くけど、実際どうなんですか？
大体、自宅で受けるから嘘もつけるよ。よくきくのは、横に友達をおいて解いてもらう、というものです。性格診断などの類は「この選択肢は正解っぽいな」という感覚で選ぶ子もいます。

 

嘘ついたことありますか？
私はしません。私が解いた性格診断は150問くらいあって途中で似たような問題が二、三回でてきます。そうすると一貫性なかったらバレるじゃないですか。人事の人は実際にそういうところで見てたりもするのかな、と思って嘘はつかないようにしてます。でも、ぶっちゃけ、人事の人はどこをみてるのかよくわかりません。

 

もし、就活生にインタビューするとしたら何聞きたい？
正直、就活生にあまり聞きたいことはありません。みんなそれぞれやってきたことが違うし、他の人と私のバックグラウンドはあまり被っていないように思います。だから、聞いても参考にならないかなと。
そもそも、周りの人に「就活の準備に何をすれば良いですか？」ってきいたとして、「大学４年間でがんばったことをアピールできるようにしておいたほうがいいよ」とかお決まりの回答が来る。本当に気になったことって大体想像通りの答えしか返ってこない。

 

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社会を知らない学生が就職を前にして企業を語り、社会人を語り、就職活動をしていく。人生で一度きりの新卒採用という名の戦いのために。そこに想いを懸ける学生たちに就活というシステムはどれだけ応えていけるのだろうか。そんなことも就活にどんな想いで臨むべきかと同時に考えさせられたインタビューでもあった。