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映画「セッション」を見た

週末に映画「セッション」を見に行ってきました!
映画の簡単な概要は、
偉大なジャズドラマーになるため、超一流音楽学校で
ドラムを学ぶ若者と、指導者のお話、という感じ。

本年度のアカデミー賞で、助演男優賞、録音賞、編集賞を受賞した話題作!
にも関わらず、都内では、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズみゆき座、
TOHOシネマズ六本木ヒルズでしが上映されていないため、
土曜の22:00の回でも満席でした。

私はドラムの映画とだけ聞き、
よくありがちな、学生が頑張るハッピーエンドのミュージカル映画みたいな感じかな〜と思い見にいったら全然違いました。。

とりあえず、予告編をどうぞ。

予告編だとだいぶマイルドな印象(エンターテイメント映画っぽく)になっていますが、
実際に見た印象では、音楽の華やかさといったものはほとんど感じられず、
執念、気迫、意地というような、心理描写が鮮明に描かれており、
映画を見ているだけでも、息が詰まるような、緊張で汗がにじむような感覚に陥りました。

とある、評論家のコメントでは
「音楽界の神童を扱った映画の定型を見事に壊している。伝統のある優雅なステージと最高の音楽学校のリハーサルスタジオという舞台で、スポーツアリーナや戦場で繰り広げられるような壮絶な心理ドラマが展開されている。」とあり、まさにその通りだなと。戦場を描いているかのような映画でした。

映画とかドラマって、ある程度、次の展開を予想しながら見ると思うんですが、
この映画はその余地をまったく与えてくれません。笑

そこが見ていてドキドキしてしまう要因かなと思います。

また、主演のマイルズ・テラー、J・K・シモンズの二人による演技は圧巻で、
下手なアクション映画やSF映画を見るより数十倍の迫力というか
爆発力というか…なんと形容したら良いのかわからないのですが
人間の凄みのようなものが出ていて
終止、緊張状態で見ていた為、見終わった後、めちゃくちゃ疲れました。笑

この作品は、監督のデミアン・チャゼルが高校時代に体験談を元に制作されただけあって、
かなり説得力のある映画になっていました。
何かに打ち込む人間というのは、ここまで行かなくとも、
こういう境地に立たされることはあるよな、と。

もう本当に一言で映画の感想を言うと
「すげえな…」(絶句)
という感じです。笑
私のボキャブラリーが少ないということをさっ引いても、
確実に全員が思う感想だと思うんです。

ハッピーな音楽映画、ミュージカル映画が好きな人にはオススメできませんが、(笑)
色んな人たちに是非見てほしい作品です!

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