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北野武最新作『龍三と七人の子分たち』を観た!

たけしワールド全開のコメディ映画でした。
俳優陣は、藤竜也さんを筆頭に豪華なおじいちゃん俳優達。
映画全体としては、お金がかかった壮大なコントという感じで、笑い所がいくつもあり、あっという間の2時間でした。

ショートコントが連続していくような構成で、
スピード感は漫才の乗り。
一つ一つにツッコミとオチを付けて、次のシーンへ進む、の連続。たけしさんの漫才を映像化するとこうなります的な映画だと感じました。
「元ヤクザ」なおじいちゃん達の物語で、ほっこりするエンターテインメントになっています。
小道具や衣装にまでこだわって笑いを作っている美術の良さも目を引きました。

映画オーラスのオチは、
漫才のそれのようにさらりと終わります。
ここで観客の想像していないオチを用意するという演出もあるのかな、とも想像しましたが特になかったです。
漫才であるならば、ここで終わらせるのだろうなというラストシーンでした。

IMG_6295

今回は、TOHOシネマズ新宿(初めて行った)で、21:45からの回でしたが、公開直後ということで、その時間でも割とお客さんが入っていました。
お客といえば、映画を見ていて感じた事がありました。
2時間の上映の中で、客が声を出して笑っている所がいくつもあったのですが、
一番笑っていた所が、下ネタの所でした。
それは、分かりやすい笑いということで理解できます。でもそれ以外の部分では、
自分の笑いどころとは、5秒から10秒ズレがありました。周りの客が、遅れて笑い出すのです。

映画を見終わり、帰宅する電車の中でその理由を考えました。

最初にも書いたように、この映画はショートコントの連続であり、俳優のセリフでフリ、次のカットで落とす、の連続です。
そのフリの演技で、すでに自分はオチを想像して笑い始めてしまう癖があるという事。
周りの客は、オチを聞いて、理解した後に笑い始めるという、すごく当たり前の事ではないかと感じました。
そして、たけしさんの笑いは、そこを計算した上で、客に対して物凄く丁寧に作っているのだと。
これは、自分が映像を編集する時の悪い癖でもあるのですが、自分が面白いと思う部分がオチの少し手前にある為に、オチを雑にしてしまう癖があるなと再認識させられました。
ここまで丁寧に作るべきなんだなと思ったのです。

たけしさんの印象として、小さい頃からテレビでも見ていますし、お仕事もさせて頂いたこともありますが、
トークという部分では、割とシャイな性格からか話の途中で、自ら突っ込んで切り上げてしまうような印象があり、
この映画の丁寧さは、そういう意味では全く違うなと感じました。

まぁ、長々と書いてしまいましたが、
休日の夜に突然思いつき観に行った映画でしたが
久しぶりに大笑いし、色んな意味で得した気分になれる作品でした。

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