社長ブログPRESIDENT
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ものづくりということ。

ちょっと前に、ある工場を取材した。
新幹線の駅から車で1時間以上かかる、一面に広がる田んぼの真ん中にぽつんとある工場だ。
でも、その工場は業界では、「トヨタの秘密工場」と呼ばれている。
従業員は100人程度、創業社長さんは60歳前後といったところだ。

社長さんはドイツ式のものづくりに傾倒されていて、年に何回も時には数ヶ月間に渡って現地に滞在し、大小様々な工場を訪ね、ドイツ式のものづくりを吸収されているとのことだった。

社長さんが言うには「ものづくりは0か1で考えなければならない。でないと間違った時に引き返せない。0か1で進んで、間違ったと分かったら、もう一つの方を試す、そこも間違ったら更に、戻ってもう一つを試す。そうでないと因果関係をつかめない。日本はいつも0か1でなく、それ以外の選択肢を設定してしまう。だからダメなんだ。」とのこと。

確かにその通りだ。

また、社長さんは必要な測定器を全て自ら開発していた。ものづくりの要は精度である。だから正確に測定出来なければ話にならない。市販の測定器が高かったり、性能的に充分でなければ、世界中で部品とそれを組み立てることができる工場を探して、自ら測定器を作る。そして、その測定器を使って、複雑な部品を信じられないような精度で作ってしまうのだ。

あまりにもかっこいい。

「だれもできないことをやってやろう」というのは、職人なら誰しも志すところである。でも、それを実際に行うのは簡単なことではない。資金や設備が充分な大手企業あっても、ましてや中小企業ならなおのこと。

この工場は、それを何十年とやり続けているのだ。

なぜ、そんなことができるのか?

社長さんが圧倒的に優秀だということは間違いない。
商才も兼ね備えているということも間違いない。
そして、そんな人が毎朝4時には工場に来て、7時に家に帰って朝ごはんを食べ、再び8時に会社に戻り、夕方6時までみっちり仕事をするという生活を続けているのだ。
きっと家に帰って晩御飯を食べたたら、またずっと製品のことを考えているに違いない。

これがものづくりということなのである、そして、ものづくりの会社を経営することなのである。

私も社長さんのようになりたい。
生活習慣と心構えを変える必要がある。

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代表取締役
里田 剛

仕事の魅力を映像化することで、中小企業を元気にする企業映像コンサルタント。1993年関西大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。テレビ東京「開運なんでも鑑定団」などでディレクターを勤めた後、TBS「サンデー・ジャポン」でサンジャポフリージャーナリストとして活躍。2006年、メディアフォーユー株式会社を設立し、企業映像の制作を開始。2010年、ITVA-日本コンテストで金賞を受賞。2013年、映文連アワードで準グランプリを受賞。2011年、ドキュメンタリー映画「マジでガチなボランティア」が、ハリウッドの映画祭、LA EIGA FESTで長編映画部門グランプリを受賞。

テレビ、映画で培った制作で、中小企業の魅力を映像化している。

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