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日本一を目指すということ

先日、とある開業医の先生とお話する機会があった。
先生は、まだ40代?だがゴッドハンドの持ち主で、1ヶ月近く入院しなければならなかった手術を、切除箇所を極めて小さくすることで、日帰りにしてしまったという猛者である。
1日に250名以上を診察されるとのことで、クリニックを尋ねた日も患者さんでいっぱいだった。
そんな先生と映像制作の話をしていると、先生が自分たちで作ったという社内向けの映像を見せてくださった。
そこには先生が突然、「日本一の病院になる」と目標を立てた時の、スタッフの戸惑いや葛藤、そしてその後の自信をつけて良く様子が、新しく建てられるクリニックの完成までの道のりと共に紹介されていた。
スタッフと先生のインタビューで構成されており、映像的には至ってシンプルなのだが、関係者が関係者のために作った素人映像のみが持ち得るみずみずしさに溢れていた。
久しぶりに、素人さんの映像にやられた。
と同時に、自分自身を振り返ってみた。
自分も「日本一の制作会社になる」と言ったことはある。
が、しばらく忘れていた。
ところで、そもそも、日本一ってどういうことなのか?
医者で日本一も不明確だし、映像制作会社で日本一も曖昧だ。
数値化できないものを掲げれば、全部不明確あいまいだ。
きっと日本一かどうかは、自分で心の底からそう思えるかどうかということなのだ。
では、自分はどんな日本一になりたい?
それは昔から明快で、日本一「感動した」と言われる制作会社を作りたいということだ。
これまでもそう考えて仕事に取り組んできた。
しかし、今期は、そう言ってもらえない時もあった。
原因は分かっている。
少ない案件を自分一人でこなしていれば、「感動した」と言ってもらうことはさほど難しくない。
先生ほどのゴッドハンドではないが、自分の力量で一生懸命やれば不可能なことはない。
でもそんな職人気質に興味はない。
もっと大きな世界にたどり着きたい。
そう考え、同時並行でいくつもの案件を抱え、まだまだ勉強中の若者を指導しながらの制作を行なっている。
でも、時には思うに任せず、激しく歯ぎしりしてしまうのだ。
こうしてよくある、制作会社になり果てていくものなんだろう。
やれやれ。
そこでふと思った。
きっと先生も日々激務をこなしながら同じように考えたのではないか?
スッタフの成長ほど楽しく、やりがいを感じ、そして利益に結びつくものはない。
だから、必死の思いで「日本一になる」ということを打ち出されたのだろう。
今こそ、自分も日本一になることを改めて目指す時なのだ。
先生、ありがとうございます!
明日、皆に宣言します。
失笑されるとは思いますが…

代表取締役
里田 剛

仕事の魅力を映像化することで、中小企業を元気にする企業映像コンサルタント。1993年関西大学卒業後、テレビ番組制作会社に入社。テレビ東京「開運なんでも鑑定団」などでディレクターを勤めた後、TBS「サンデー・ジャポン」でサンジャポフリージャーナリストとして活躍。2006年、メディアフォーユー株式会社を設立し、企業映像の制作を開始。2010年、ITVA-日本コンテストで金賞を受賞。2013年、映文連アワードで準グランプリを受賞。2011年、ドキュメンタリー映画「マジでガチなボランティア」が、ハリウッドの映画祭、LA EIGA FESTで長編映画部門グランプリを受賞。

テレビ、映画で培った制作で、中小企業の魅力を映像化している。

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