プロモーションのプロがつくると採用動画はこうなる!電通テックの1分45秒に拍手。

就職活動する学生にとってとりあえず憧れの企業となる大手広告代理店「電通」。

電通テックは、電通グループの企画・制作会社として

企業のプロモーション活動を支えるエキスパート集団です。

同社のグループの中では唯一プロモーションに特化していることもあり、

企画の段階から当日の運営まで携わることができるのが仕事の魅力。

プロデューサー、ディレクター、クリエイターなどの仕掛ける側のプロたちが集う企業です。

そんな電通テックのカッコイイ動画を見つけたので、ご覧ください!

 

 

▼[ 電通テック 2017新卒採用 ] DENTSU TEC INTRODUCTION MOVIE

 

■Good1【軽快かつ濃厚な1分45秒】

さすが、広告制作会社ということで申し分のない採用動画だと思います。

特筆すべきことは、目的のしっかりした動画であること。

採用HPへの掲載、あとはおそらく説明会の冒頭で流すことを考慮していると思うのですが、

1分半という短い時間の中で、学生にどんな印象を残すべきか、自分たちの強みは何か、

学生はどれくらい期待して動画を観ているかを理解して制作されているようです。

 

いまや誰もが知る進撃の巨人の映像、ライザップのCMなどからは、

知名度の高い仕事を任されることを感じさせ、

上空から撮影されたスタジアムの映像からは、

事業範囲のスケールの大きさが伝わってきます。

その途中にはミーティング風景や制作風景も何度も差し込まれていて、

働く社員の姿がこれまたカッコよく見えてしまいます。

事業のフィールドや見せ所を、余すことなく見せつけてくれる採用動画ですね。

 

■Good2【期待を裏切らない高クオリティ】

音楽や構成もオシャレで最先端。

導入ではイラストが使用されていますが、

実はイラストって採用動画ではまだあまり使われていないので、

数あるセンスの良い動画の中でもさらに頭ひとつ抜き出た感じがしますね。

BGMもポップでスピード感があって良い感じ。

よくある音楽だけの曲ではなく、歌の入った洋楽っぽいところに新しさがあります。

この2点だけを挙げても、「やっぱり広告制作する会社は違う!」

と学生の期待を良い意味で裏切っていると思います。

 

そして何よりコピーの入り方が秀逸!

はじめは画面に大きく英語表記で言葉が入っていて、

ここまではまあフツーにオシャレな会社なら取り入れているレベル。

 

しかし後半、英語表記に見慣れた目に、

ひらがな表記がものすごく印象的に飛び込んでくるのが素晴らしいところ!

個性的な面々の社員の表情もイキイキとしていて、

ひらがなの思いが一層伝わってきます。

同じ作り手として、思わず悔しくなるくらいの演出だと思いました。

う~ん、電通テックさんすごい!

 

 

■Good3【語らず、感じさせる優良動画】

英語やひらがなのコピーは多少ありますが、

社員のインタビューや会話などを全く含んでいないことから

ミュージックビデオのような軽快感が生まれています。

しかし、語らないにもかかわらず伝わってくる

事業領域、仕事の環境、社員の素顔、企業の想い。

ここが良いなあと思いました。

 

動画はそもそも視覚情報と聴覚情報で伝える画期的で自由なコンテンツです。

それなのに、テロップが多すぎて、文字を読ませてしまう動画とか、

ずっと誰かが椅子に座っている動画って本当にもったいない…というか

動画じゃなくても良いですよね。

 

それから、もうひとつもったいないなと思うのが、

まるで説明会のように、ここからが事業説明、ここからが社員紹介と

テンプレートがちがちに作られた動画。

最終的には学生に伝われば問題ないのですが、

採用動画に各社が力を入れるようになってきた近年としては、少し時代遅れだと思います。

 

その点、電通テックの採用動画は語りには力を入れず、

目で楽しみ、音で楽しみながらもいろいろな情報が伝わってきます。

ここまでのクオリティをどの会社も実現するのはなかなか難しいですが、

目指していきたいですね。

 

 

■+ワンポイント!【電通との違いを他コンテンツでしっかり説明して】

語らない動画内容や、2分足らずという再生時間の短さからも、

これはオープニングムービーにピッタリの動画だと感じます。

気分も盛り上がりますしね。

 

さて、電通テックの採用のライバルは、

仲間でもあり親でもある電通そのものではないでしょうか。

それも意識してか、この動画には、電通が本命の学生にも、

「テックも良いな」と思わせる要素が十分あると思います。

 

ただ、詳しい事業内容や電通との違い、

他のライバル会社に比べたときの強みなどは、動画ではまだ明らかになっていません。

他のコンテンツが、それらを補うような内容になっていることがマストです。

華やかで魅力的な業界なので、説得力ある素材を用意しておくことが大切ですね。

 

オープニングムービーで「いいかも」と思わせ、

他の説明やコンテンツで、「ここに入りたい!」という流れにもっていく。

採用ではとても大事な心の動き方です。

プロモーションのプロの電通テックなら、採用説明会も得意分野なのでしょうか。

ちょっと覗きに行きたいですね。学生の方はぜひ!

 

 

◎まとめ

今回はハイクオリティな動画で私の制作意欲も増しました!

すぐにマネできそうな、取り入れたいポイントをまとめてみます。

 

☑自分たちにしか撮れない映像を使用する。

☑イラスト・歌を使うことで洗練された動画に。

☑言葉は少なめ。魅力的な画面で勝負を。

 

たかが採用動画とテンプレートにはめたような動画を作らず、

どんどんいろんな表現の仕方に挑戦してほしいです。

そしてそれには社員の皆さまのご協力も欠かせませんので、

一緒にがんばっていただけると……嬉しいです。

 

来期の採用戦略は動画制作からはじめませんか?

いつでもご相談お待ちしております!

 

 

 

株式会社 電通テック 採用サイト

http://www.dentsutec.co.jp/recruit/