子どもがインタビュー!粋でオシャレなメトロポリタン美術館のキュレーターってどんな仕事?

世界最大級の美術館!入場料はふところ次第!

【文化施設】The Metropolitan Museum of Art

ニューヨークにあるメトロポリタン美術館です。

今回の職業はキュレーターです。
日本でもキュレーターが職業名として定着してきましたが、日本の学芸員さんのような仕事です。
美術館や博物館、公文書館や図書館など資料貯蓄型の文化施設で、収集する資料に関して鑑定や研究をし、
学術的専門知識をもち業務の管理監督をする専門職や管理職のことです。

●インタビューのざっくりとした日本語訳

ソフィーちゃん10歳がドローイングとプリント(スケッチと版画)のギャラリーで、おばさんのキュレーターの仕事を紹介します。
キュレーターのナディーンおばさんは収集品を集めて、いつでも展示できるようにどう見せたらいいかを考えています。

研究室やテーブルで見るといい作品でも、ギャラリーで同じように見えるとは限らないので難しいです。
展示する場所を入れ替えるだけでも全部違って見えるのです。
キュレーターの仕事はすべての収集品の中から展示する作品を選び、
様々なテーマで展示品を見せることにあります。
時には奇抜なアイディアが採用されることもあります。

今回は後ろ姿の作品を選んで展示します。
この中で好きな作品は、床屋さんの後ろ姿作品です。
スタンドにおいてあるカツラが私たちの方を見ているのが面白いです。

ソフィーちゃんが「大きさ順に並べるとしたら?」と聞くと、おばさんが並べ替えてくれました。
ソフィーちゃん曰く「最近は時系列的に並べていたり、何が描かれているかで並べたりしています。
要するに、素敵に見えるかによるのですね。」と言っています。

ソフィーちゃんが「メジャーで水平をとるのは大変なの?」と質問すると、
「(キュレーターは展示品を選ぶけれど、)測ったりしません。展示する専門部署があって、その人たちが、測ったり水平を取ったり、
枠と枠の距離を決めて、壁に展示します。」とのこと。

この動画・MetKidsシリーズは子供たちが美術館やアーティストの仕事、または美術館への疑問などをインタビューしています。
子どもたちの疑問や質問が率直で、職業の紹介の仕方も分かりやすく、
美術館が新たな発見をする楽しい場所だと改めて気づかせてくれます。
この動画は、仕事内容を知らない子どものインタビュアーが仕事を紹介するので面白い構成だと思いました。
奇抜なアイディアで展示品を面白く見せるように、動画も面白い見せ方にしていて、
美術館の粋でオシャレな雰囲気が伝わってきました。

HP:http://www.metmuseum.org/

The Metropolitan Museum of Art 採用サイト

http://www.metmuseum.org/about-the-museum/career-and-volunteer-opportunities